女性の登用
役員・管理職への女性の登用が言われて久しいですが、
安倍政権になって特に声高に提唱されています。
先日、大阪で「女性の就労」についてのフェアがあり、厚生労働省事務次官 村木厚子さんのお話を伺う機会がありました。
ちなみに、「事務次官」のポストは、「大臣、副大臣、大臣政務官の特別職の下にあって、各府省において職業公務員(官僚)が就く一般職の職員のうち最高の地位(ただし、防衛省の防衛事務次官は特別職)で、事務方の長といわれる。」そうです。(Wikipediaより)
実際、村木さんも「過去の総理の中で一番『女性登用』に力を入れていると感じます」
とおっしゃられていました。
実力ある女性を男女問わず相応しいポストに登用するのは、いまさらながら当然のことだと思いますが、世の中の女性の気持ちは複雑。
少子高齢化の対策で、女性を働かせようとしているんじゃないの?
口車に乗せられ働かせられるなんてのは「いや」
政治家の人気取りじゃないの?
実際、この度の改造は、安倍さん曰く「女子力開花内閣」だそう。
「次は自分♪」と期待をしていたおじさん候補者たちは嫉妬の炎なのでは?
だって、ポストの数は決まっているわけですから、女性が増えれば
その分、男性が減るっていうことは、算数が苦手な私でもわかります。
きっとその御仁は、そのうち何かあると鬼の首を取ったかのように
「これだから、女は駄目なんだ」と喚くことでしょう
その時に、「民間でも女性の登用を」と遊説していたはずの化けの皮が剥がれることになります。そもそも、勝手候補だったかもしれませんよね。
男性の方、女性の方、皆さんのまわりはいかがですか?
実力のない人、虚勢を張ってる人、偉そうぶってる人ほど、
そんな感じではないでしょうか?
無理やり「女性の管理職比率を何%に!」なんてことすると、
困ったことになるかもしれませんが
本当に「デキる人」は、とうの昔から男女の性差関係なく、
上司・部下・同僚として仕事していませんか?
女性が管理職になりたがらないのは、「社内政治」にアホらしさを感じていたり、
やりがいと責任感、私生活を犠牲にする「対効果」をしたたかに計算しているため
かも知れません。
どんなに偉そうな役員でも、
家に帰ったら奥さんの手のひらでコロコロ転がされていたり(^_^)
まあ今のところ、男性は赤ちゃん産めないですし、
それぞれ適材適所、役割分担できる世の中が、
これからの日本を支える原動力ですね。
余談:村木さん、聴衆の期待通りに件の冤罪取り調べについてもお話してくださいました。「連日、朝から夜の10時までの取り調べがありましたが、まったく大丈夫でした。だって、霞ヶ関ではそれよりもずっと遅くまで仕事していましたから全然平気!」
事務次官になるにはやっぱり大変!!